2014年01月15日

外国出願費用と外国送金

外国出願にかかる費用には現地費用(特許庁費用、現地代理人費用)と国内費用(当所費用)が含まれます。現地費用を送金する場合、現地代理人の指定する通貨(元、ユーロ、米ドル建てなど)で行います。

現地費用の送金は為替の変動によっていいタイミングになるときと悪いタイミングになるときがあります。現在はアベノミクスへの期待により円安傾向が続き、現在1米ドル103〜104円、1ユーロ140円前後を推移。仮に2500ドル送金する場合、為替が円安に10円振れると2.5万円も余分な出費になります。せめて1米ドル100円に戻さないかと期待していたものの、一向にその気配がなく、請求書の期限も近づいたので、米国と欧州の各代理人宛に先日送金を行いました。

外国への送金に関して言えば円安傾向はちょっときつい。かつては1ドル200円とか360円の時代があったが、その頃の外国出願の費用負担は大変なものであったと容易に想像がつきます。

◎現在の円安傾向は既に工場の海外移転が進んでいるため輸出に好い影響を与えていないようですが、円安で海外工場が国内に回帰すれば雇用も増えるし、輸出も増えてくるはず。鹿児島でも工場が再開されるといいですね。

posted by KH at 19:30| Comment(0) | 外国出願

2014年01月07日

商標の出願公告(中国)

出願公告とは、審査官が審査した結果、拒絶理由を発見しなかった場合に、公告公報を発行するもので、一定期間内に第三者からの異議申立がなければ登録するという制度で、古い知財関係者にはなじみのある言葉です。

仕事初めの日、中国の代理人から出願公告があったとの嬉しい知らせが届きました。日本は廃止されましたが中国は健在。本件商標の申請は昨年10月で審査期間は1年2月。日本の審査期間と比べるとかなり遅く感じますが、中国での膨大な出願件数を考えると、本件は早いほうかも知れません(これまでは2〜3年かかるのがざらとも聞く)。あとは商標登録証が届くのを待ちます。

♪ 今日は1月7日。朝の食卓に七草粥がでる。無病息災とお正月で食べ過ぎた胃を労わりたい。

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2013年06月01日

2013 デンマークから

デンマーク特許事務所で活躍中の弁理士、岡山先生が一時帰国にあわせて遠路はるばる鹿児島の弊事務所まで来所くださいました。岡山先生とは九州支部の研修でご縁ができて、現在欧州特許の仕事を一緒にさせていただいてます。とても頼もしい存在です。
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欧州特許の実務についていろいろアドバイスをいただく。
頼りにしています。

posted by KH at 16:07| Comment(0) | 外国出願

2011年05月25日

国際特許出願のメリット

国際特許出願は、多数国を指定して日本特許庁を受理官庁として外国出願できる制度です。通常、日本出願を基礎とし、日本出願日から1年以内に、出願国(米国・欧州・中国など)を指定し、日本特許庁に出願します。

メリットは、@日本語で出願できること、A多数国を指定できること、B先行技術調査報告書(サーチレポート)を受領できること、B先行技術調査の結果を見て、指定国での特許の可否を事前に判断できること、C指定国毎に明細書翻訳文の提出可否を判断できること、です。

今朝の日経新聞に興味深い記事がありました。今年の1〜3月の特許の国際出願件数で、中国の通信機器企業(ZTE)が昨年通年1位のパナソニックを抜いてトップとなったそうだ。2位から5位まではパナソニック、ボッシュ、クアルコム、シャープの順。8位に中国の別の通信機器(ファーウェイ)、東芝は10位。この記事から想像できるのは中国企業の勢いと、日本企業の堅実かつ着実な特許戦略でしょうね。国際競争力の維持と強化に特許は欠かせません。中国の企業がトップになったのはさておき、とても意義あるニュースと思います。

今朝は少し肌寒いくらい。自宅をでると風が強い。台風の影響。明日の羽田への便は大丈夫だろうが、翌日の戻りの便は大丈夫だろうか。気にかかります。

 

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2009年03月18日

韓国弁理士の訪問

3月16日に韓国ソウルから韓国の弁理士、朴鍾和  先生が来所されました。

朴先生は日本での企業経験も豊富で日本語が堪能です。韓国での知的財産を巡る現状や法改正についていろいろお話を伺えました。なかでも、前置審査に代わる再審査制度には大変興味を覚えました。特許出願の拒絶査定後にもう一度補正をしたい場合、拒絶査定不服審判を請求しなければならないのですが、出願人にとってこの審判請求がハードルになっています。審判請求後に特許請求の範囲を補正すると元の審査官に書類が回され、元の審査官が補正によって拒絶理由が解消されたか(特許すべきか)審査します(これを前置審査といいます)。

再審査制度は不服審判を請求することなく特許請求の範囲についてもう一度補正を認め、元の審査官が審査するという内容のようです。なお、不服審判請求する場合は特許請求の範囲の補正は認められません。出願人はどちらか一方を選択するということですね。朴先生は鹿児島の桜を楽しみにされていたそうですが、残念ながら開花はもう少し先のようです。今度はこちらからソウルを訪問したいですね。

右側が朴先生
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2007年10月09日

連携〜外国特許事務所

外国出願のご依頼を受けた場合、提携する現地の特許事務所を通じて現地の特許庁に出願手続を行います。例えば米国、欧州、中国、台湾には提携先の特許事務所があります。

中国と台湾の特許事務所に対してはどちらも日本語が通じるので多いに助かってます。細かいニュアンスを伝えるには日本語が一番。先方がこちらの意図やニュアンスを正確に理解できるように言葉に神経を使っています。

米国や欧州の特許事務所・法律事務所に対しては英語になります。英文レターを差し出すとき、こちらの意図やニュアンスが先方に正確に伝わるだろうかと何度も書き直す場合があります。

前職時代は、日本代理人のコメントよりも、現地特許庁の審査結果(親切で長文の理由書が多い)や現地代理人のコメントを何度も読んで反論や補正案を組み立て、日本代理人に回答したことが多かったです。そんな経験があることから、こちらの意図が正確に相手に伝わるだろうかと心配しながら指示書を書く場合が多いです。

外国出願をご検討の皆様、ぜひご相談ください。

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2007年10月05日

外国出願受任できます

以前になりますが、鹿児島市で開催された商標セミナーで、東京からいらした講師の方が、東京には外国出願をやる特許事務所はあるが、鹿児島には外国出願をやる特許事務所はないと発言されました。鹿児島にはないけど東京にはありますから安心してくださいという趣旨でしょうか。なぜそのような発言をされたのでしょう。事務所のHPをみて「外国」の文字が入ってないので短絡的に勘違いしたのでしょうか。前職で外国出願の実務に携わっていた経験があることから私の事務所では外国出願もお受けしています。

欧米の現地代理人とのやり取りは英語が基本。アジア圏、特に中国・韓国・台湾の代理人とのやり取りは日本語OKなところが多い。費用は外国人料金が適用されるため、日本よりも少し高額になる傾向があります。

最近は外国の権利化費用が抑えられる制度として、国際特許出願(PCT)や商標の国際登録出願(マドプロ)を利用するケースが増えています。これらの制度については、後日紹介したいと思います。

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欧州特許庁
posted by KH at 17:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 外国出願