外国出願にかかる費用には現地費用(特許庁費用、現地代理人費用)と国内費用(当所費用)が含まれます。現地費用を送金する場合、現地代理人の指定する通貨(元、ユーロ、米ドル建てなど)で行います。
現地費用の送金は為替の変動によっていいタイミングになるときと悪いタイミングになるときがあります。現在はアベノミクスへの期待により円安傾向が続き、現在1米ドル103〜104円、1ユーロ140円前後を推移。仮に2500ドル送金する場合、為替が円安に10円振れると2.5万円も余分な出費になります。せめて1米ドル100円に戻さないかと期待していたものの、一向にその気配がなく、請求書の期限も近づいたので、米国と欧州の各代理人宛に先日送金を行いました。
外国への送金に関して言えば円安傾向はちょっときつい。かつては1ドル200円とか360円の時代があったが、その頃の外国出願の費用負担は大変なものであったと容易に想像がつきます。
◎現在の円安傾向は既に工場の海外移転が進んでいるため輸出に好い影響を与えていないようですが、円安で海外工場が国内に回帰すれば雇用も増えるし、輸出も増えてくるはず。鹿児島でも工場が再開されるといいですね。
2014年01月15日
2014 外国出願費用と送金
posted by KH at 19:30| Comment(0)
| 知財の実務
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