外国出願のご依頼を受けた場合、提携する現地の特許事務所を通じて現地の特許庁に出願手続を行います。例えば米国、欧州、中国、台湾には提携先の特許事務所があります。
中国と台湾の特許事務所に対してはどちらも日本語が通じるので多いに助かってます。細かいニュアンスを伝えるには日本語が一番。先方がこちらの意図やニュアンスを正確に理解できるように言葉に神経を使っています。
米国や欧州の特許事務所・法律事務所に対しては英語になります。英文レターを差し出すとき、こちらの意図やニュアンスが先方に正確に伝わるだろうかと何度も書き直す場合があります。
前職時代は、日本代理人のコメントよりも、現地特許庁の審査結果(親切で長文の理由書が多い)や現地代理人のコメントを何度も読んで反論や補正案を組み立て、日本代理人に回答したことが多かったです。そんな経験があることから、こちらの意図が正確に相手に伝わるだろうかと心配しながら指示書を書く場合が多いです。
外国出願をご検討の皆様、ぜひご相談ください。