商売をすすめる上で商標登録はとても重要です。商標登録はなぜ重要なのでしょう。
私たちは、商品に付いているマーク(例えばトヨタのマーク)やサービスに付いているマーク(例えばNTTのマーク)によって、その商品が誰によって作られたのか、そのサービスが誰によって提供されているのか、「良い商品」か「良いサービス」か、「安心できる商品」か、「安心できるサービス」か、などを判断することができます。
この商品やサービスに付けられたマークを「商標」といいます。「商標」は商品の名前であったり、ブランドネームであったり、企業マークであったりします。
もし店頭で売られている商品に付けられた「マーク」が偽物であったり、紛らわしいものであったら、どうなるでしょう。消費者はその「マーク」を信用してあるいは「マーク」に騙されて商品を購入したり、サービスを受けることになります。本来の会社ももちろん被害者ですが、一番の被害者は消費者ということになります。
「商標」は、特許庁に登録し、商標権という独占権が与えられることで、商標の機能(出所表示機能・品質保証機能といいます)が保護され、取引の安全と消費者を守ることができます。偽ブランド品や名前の紛らわしい商品を市場から排除するためには、商標権のもつ行使力が最も大きいと言えます。
1年間に商標登録の出願が12万件以上あるという事実が、商標登録の重要性を一番物語っています。
追記:MBCラジオのかごしまライフ相談所の収録で「商標登録」についてお話しました。ポッドキャスティングで放送を聞くことができますが、マイクを前にして気持ちに余裕がないせいか、すっかり棒読みになってしまいました・・・。
2007年09月18日
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